2013年5月29日水曜日

3−4×10月

たけしさんは以前、取材で撮影させていただいた。本人のインパクトは勿論だが、取り巻きの貫禄とロールスロイスで腰がひけてしまって、、、、。
最近、氏の映画を見直してやっぱり日本を代表する映画監督だと確信している。2足のわらじを履く者は、何かと批判されるこの国の昨今。やり続けることの偉大さを痛切に学び、また勇気をいただいている。

2013年5月27日月曜日

惡の華

現在CSで放映中のアニメ。異常なほどに面白い。
原作漫画も読んでないし、読みたいとも思わない。理由はアニメとしての綜合力があまりに素晴らしいから。それはロトスコープの不気味さであり、声優の初々しさであり、またブリジット•フォンテーヌなASA-CHANの音楽であり、全ての要素が奇怪に統一して見事に自爆している華々しさ。誰にも迎合しない、でも誰にでも当てはまるこの思春期の裏道。救いようがないほど痛気持ちいい。

2013年5月26日日曜日

鬼束ちひろグラビア撮影

最近何かと話題の鬼束ちひろさん。の、、、更に話題の雑誌「ユリイカ」鬼束ちひろ総力特集。表紙とグラビア16ページ撮らせてもらった。
 リリースから一ヶ月ほど経っているのに未だ本屋で並んでいるとは流石。カメラマン冥利につきる。インタビュアー、森川すいめいさんが本文中で撮影当日の雰囲気を伝えている。確かになかなかに大変な現場ではあった。でも写真一枚一枚を見返してみると、そこに映っているのは紛れもない表現者としての鬼束ちひろであり、そのひたむきな自己顕示欲には寧ろ清々しさをおぼえる。
 森川氏は「彼女は相手の仕事に真摯さを求める」と語っていた。カメラマンとしての印象はちょっと違うかもしれない。ボクは鬼束ちひろのジャムセッションに招かれた。そんな軽い感覚でいる。

2013年5月25日土曜日

歩いても 歩いても

是枝監督では、今のところ一番好きかも。5回くらいは観たかな。樹木希林の一瞬みせる怖さが印象的だった。
「そして父になる」カンヌ獲れると良いなぁ。

2013年5月24日金曜日

「飢餓海峡」そして「皇帝のいない八月」

先日亡くなられた三國連太郎氏の数多い代表作の一つ「飢餓海峡」。この作品で日本映画に開眼したといってもよいぐらい。人間の狂気と悲哀が交錯する傑作である。
 対して「皇帝のいない八月」という出演作。錚々たる顔ぶれが集結したものの、なんとも残念なミステリーであった。吉永小百合や佐分利信といった大俳優ですら、その作品の陳腐さに埋もれ、滑稽な三文役者に映る。
 だがその劣勢極まりない状況でも輝きを放っていたのが何言おう三國連太郎同氏である。彼の存在感は作品の優劣を問わず、常に圧倒的であった。全ての作品を人生最期の仕事として対峙したその姿勢。そのストイックな役者魂がなせる偉業なのかもしれない。それゆえ時として全体のバランスを欠いてしまう、そんな例もあるのだろう。
 ちなみに駄作の中で抜きん出た役者がもう一人。太地喜和子である。やっぱりねって感じでしょうか。
 覚悟を決めた人間にしかなしえない境地がある。

2013年5月23日木曜日

大人の見る繪本 生れてはみたけれど

言わずもがな、小津安二郎サイレントの超名作。
内容はいたってシンプル。尊敬するべき父親が上司に平身低頭する。父ちゃんのトホホな様子を見てしまった兄弟二人が引き起こす小さな小さなストライキ。この普遍的ともいえる親子騒動は、後の同監督作「お早よう」へと受け継がれる。