2012年2月24日金曜日

帝銀事件


ふたたび映画「息子」の話に戻るとこの作品、松村禎三の音楽も素晴らしく良いんです。テーマとなる楽曲がとても不思議な響きで、音楽用語でいうモードを取り入れてるのでしょうか。マイナーとメジャーが交錯するような不安定感が逆にくすぐられます。
松村禎三という人は多くの映画音楽に携わってますが、特に熊井啓監督とよく組んでましたね。熊井啓は日本最後の社会派監督といわれるくらい、そのノンフィクションスタイルは終始一貫してました。特にデビュー作である「帝銀事件 死刑囚」は、今や歴史的冤罪として語られる帝銀事件に鋭く異見する傑作です。

2012年2月18日土曜日

祝!木村伊兵衛賞



知人の写真家、田附勝が木村伊兵衛賞を受賞した。これはカメラマンにとって最高に栄えある賞です。
実は彼、先日ウチに遊びに来ていて若干フライング気味にこの名誉を告げられました。
実際目の前で「オレ木村伊兵衛賞穫りました」って言われた時はビックリですよ。その場にいた者一同何センチか尻が浮いた感じで、、。突然の報告にのけぞりながらも皆ホントに喜んだし、その夜は嬉しくて幸せな気持ちになりました。

2012年2月16日木曜日

みんな元気


三国連太郎といえば大好きな役者で、ボクのなかで日本のマルチェロ・マストロヤンニだと勝手に決めてるんです。マストロヤンニの主演した映画「みんな元気」は彼演じる初老の父が、ちりぢりになった我が子達に会いにいくロードムービー。これは監督ジュゼッペ・トルナトーレが描く「東京物語」へのオマージュだと言われている。
でも「息子」にもなんだか雰囲気似てるなぁっとつくづく思ったりもする。
「みんな元気」が1990年公開、「息子」が1991年。マストロヤンニに連太郎。この奇妙な関係、気になるのはボクだけでしょうか。
ちなみに「みんな元気」はデニーロ主演でハリウッドリメイクされてますね。

2012年2月14日火曜日

息子






このところ、毎週観てる映画です。
公開当時それはもう感動して、以来コンスタントに鑑賞してるんですが全く飽きないですね。何年経っても凄い映画はスゴいんです。あらためて本気とはこういうことをいうんだろうなぁ、と。多分脚本からかなり時間をかけて詰めてるんでしょうね。演技がホント細かくて。だから何度観ても発見がある。
山田洋次って人の見つめ方が優しいんですよ。今度、蒼井優主演で現代版「東京物語」やるらしいけど、もうすでに「息子」であのペーソス創ってるじゃないですか。

2012年2月12日日曜日

告白

昨年見た映画。っと言ってもDVDですが、NO.1はなんと言っても中島哲也監督の「告白」です。もうダントツでした。
何故今までスルーしてしまっていたのか。後悔、、、。。
彼の作品といえば「下妻物語」に代表されるようにポップな衣装とか色彩とかが印象的で、それはそれで好きだったんです。でもそれほど突き抜けてるってほどでもなく。むしろ「パコと魔法の絵本」の、あのなんちゃってファンタジーがあまりに寒すぎて、ホント役者の方々が可哀想でしたから。
それなので「告白」。ちょっと侮ってましたね。
あの映像感覚。
最近でいえばテレンス・マリックの「ツリー・オブ・ライフ」もそうですが、映像作家は新たな道を見いだしてるなぁと感心するばかりです。