2010年10月30日土曜日

昭和のスゴい映画

今の日本映画の成熟ぶりは語るに及ばず。対して洋画というかハリウッドの子供っぽさには閉口するよりない。テンプレートにあれこれ付加価値のっけただけじゃ誰でもうんざりなんデス。だからこそアジアや中東なんかの映画はより際立って面白い。
でもね昭和の映画人もホント凄い。新藤兼人や羽仁進、熊井啓、若手だと石井聰亙や大森一樹を筆頭にしたディレカンの9人。そして長谷川和彦。彼はたったの2本しか監督していないもののその破壊的エネルギーは突出してると思う。今や伝説ともなってる「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」両作品に感じる排他的な物悲しさ、そこに潜む狂気は今の混沌とした世相にも相通じるものだ。

2010年10月25日月曜日

逃げる その2

逃げる映画があるなら逃げる小説も当然ある。
初期の大江健三郎作品は縛られることと逃げることの関係が性的視点で描かれた傑作ばかりだ。特に処女長編作「芽むしり仔撃ち」は今なお彼の最高作との評価する声も多い。
舞台は戦中の山里。疎開してきた少年達が疫病に侵され村人から隔離、見捨てられる。山に閉ざされた集団生活から生まれる子供たちの政治。彼らの創りだした王国はやがて廃れることとなり新たな世界へ旅立つ。
社会的であることと生きることはいつも不自然で、常に矛盾だらけなんデス。

2010年10月19日火曜日

ベビースター復活

復活したといえば最近20何回目のベビースターブームが到来してる。復活って言っても長くてインターバルは2、3ヶ月くらいなもんで。もう幼 少の頃から食べ続けてる菓子ってこれぐらいだな〜。
なんたって味はチキンに限りマス。この間テレビでやってたけどベビースターってこれまで2000種類ほど作っいて、その殆どがご当地ものらしい。でもそこには全く興味ない。だって味はチキンにかなうわけないから。今普通に売ってる「カ レーうどん」やら「焼きそば」やら、ただただ悲しくなるだけ。邪道なモノたちデス。彼らはチキンがどれだけ偉いか知らない。
それからベビースターの懸賞品も特筆すべきとこ。今は“ベビージャン”なるスタジアムジャンパーが当たるみたい。密かに欲しかったり、、。幸運にも 過去に何回か懸賞品当てたことがある。
よく憶えてるのは高校3年の時に当選したゲームの練習機。当時ハイパーオリンピックが流行って て、その流れでしょう。1分間に何回ボタンを押せるか計れる機器を懸賞品にしてた。「ベビースターと何の関係がっ?」って思いつつもただ当たったことが嬉 しかったような。
大学の受験日その機器をバックに入れて出かけた。行きしな駅のホームで友達が見送りにきてくれて、電車のドアが閉まる 間際そのマシーンを初めて見せた。皆「はぁ?」って唖然として、自慢したつもりが何のことか解んなかったみたい。でも当然そうなるよなぁ、何の説明もなくいきなり分け解んない物体見せられても。

今でも雪景色とともに遠ざかってく奴等 のあっけにとられた顔が忘れられない。




2010年10月17日日曜日

書道の日

今日は月一度提出のための“書道の日”。今年から始めた書道も今やすっかりライフワークに定着した。
この「始めた」は正しくは「復活した」かな。というのも一度師匠から破門になった身なのデス。当時ホント不真面目な生徒だったんですね〜。師匠も苦労したことでしょう。実のところ、その師匠というのが父親だからこれまた厄介な話で。
ボクの父親は未だ現役の書道教師で、サラリーマンの傍らかれこれ35年以上は塾をやってるだろうか。その師に最近になってやっと再開を認められたというか、過去度重なる愚行の許しを得たというか。
しかしながら久しぶりにやってみると書は奥が深い。まず感じたのは精神を集中するということの大切さ。ここまで集中力を高めるのは随分長いこと無かった気がするし、実際メンタルの弱さも思い知らされた。まだまだこの世界の入り口にすら立っていないんだろうけど、継続は力なりなのデス。

2010年10月16日土曜日

umiak 音源公開

今日データの整理をしてたらスタジオセッションのレコーディングトラックを発見。ヒノメを見ないのも可哀想なので、ここでアップします!
これはeureka!ドラムのグッチョンと二人でやった幻のユニット[umiak]の最初のセッションかな?サニーも誘ったけど、その時は体調が悪くて、、、。残念だった。
かなりのまったり曲なので眠れない夜にでも聴いてやって下さい。

先日のライブの帰り、車の中で“グッチョン”ってあだ名は誰が付けたかって話になって。ボクはサニーが命名したのかとずっと思ってた。でもどうやら違うらしい。彼いわくボクがいきなり名付けたと。いうことなんデスね。全く記憶になく、、、。
ただこれまでのことを憶えば、随分と沢山の人に失礼なことを言ってきたんだろうなぁ。それでいて当の本人はスッカリ忘れていて。いやはや悪気はないんで恨まんといて下さいねぇ〜。

video

東ドイツ

前回紹介した「気球の8人」で思い出すのはeureka!ドイツツアーでのベルリンライブ。場所は旧東ドイツの格式ある劇場でっていうとカッコ良いけど、その建物内にあるパブといかクラブというか、、。
あの時は大変だった。レンタルのドラムセットが届いてなかったり、PAが全然仕事できなかったり。究竟なドイツ人相手に我も忘れて怒鳴り散らした。(もちろん日本語で)
今思うと熱くなった自分に反省猿だけど、実際熱が40度近くあって死にそうだったのデス。多分インフルエンザだったのかと。迷惑かけた皆さんゴメンナサイ。
それでは旧東ドイツを舞台にしたこれまた傑作映画をご紹介。
「善き人のためのソナタ」
これは有名な映画なのでご存知の方も多いはず。
表現の自由を抑制された政権下で、抵抗するある芸術家と取り締まるシュタージ(秘密警察)に属する役人の物語。熱心な共産主義の男が作家の私生活を監視、盗聴するうちにいつしか自由奔放な文学やそれに関わる作家の魅力に取り憑かれる。そして彼らをシュタージから援護する。自分のキャリアを捨ててまで。
ちと長い映画だけどそれを感じさせないほど見応え十分。感動のラストシーンは必見デス。

2010年10月12日火曜日

逃げる

逃避癖この上ないボクは日々逃げることばかり考える。世の中色々種々雑多、避けて通りたい状況は数限りなく、その都度いかに現実から離れて身を置くか。
実際生きることは難問の繰り返しだ。仕事や人間関係、モノを作ることも実質作業はホントしんどくって、、、。
そして逃げることに関しては天性の素質があると自負する。ある時は山となった台所の食器から目をそむけ、ある時はワイパーの壊れた車で走り続け、ある時は態度のデカいクライアントの留守電を聞かなかったことにする。小学校の頃は毎回予防接種をサボったし、朝顔の世話も全くしなかった。
ただし結局はその後こっぴどく叱られるんだけど、、、。
でもこれって実は生き続けるための努力、強いては自己保存の本能だったりするのデス。大げさだろうか?
そんなボクは主人公がひたすら逃げる様な映画をこよなく愛する。あえて名付けるなら“エスケープ・ムービー”。これアクションやサスペンスという枠と同等もしくはそれらを超越した1ジャンルである、と今こそ控えめに宣言したい。今回はその中でも異彩を放つ脱出系映画の名作を紹介。
「気球の8人」
冷戦時代の東ドイツ。2組8人の家族が本気で気球を自作し本気で西ドイツへ脱出を試みる。迫る秘密警察の包囲網をかいくぐる知恵と家族愛の決死行はまさに緊迫と涙のゲシヒテ(物語)。実話なんデス。

2010年10月10日日曜日

夏の映画

今更ながらこの夏は暑くって熱くって、おかげでウチのメダカ達も熱にうなされる始末。奇妙なダンス興じてるなぁと傍観してたら、看病の間もなく逝ってしまった。あっけないッス。
生き物飼うって相応に覚悟いる。、、反省と合掌。
そんな過酷だった日々も“ゲゲゲの女房”とともに過ぎ去ってゆき、
今じゃ「そげだったね〜」位のほほんと喉元過ぎれば忘れちゃうわけで。
そこで今期、完全完敗した夏に別れと敬意を表してこの映画を紹介。
『鉄塔 武蔵野線』
これ、あらずじは至ってシンプル。小学生がひたすら鉄塔についた番号を遡って1号鉄塔を目指すというもの。子供のひたむきな好奇心と道中立ちはだかるささやかな障害。太陽と汗の匂いが入り混じった夏休みの冒険物語デス。
まだあどけない伊藤淳史 くん主演で演技も抜群に良い。
  

2010年10月8日金曜日

本日ブログ準スタート

今日からブログなる宇宙に手をつけてみよう。ボクには縁遠いものだと思ってたけど先日9月12日のサニーの追悼ライヴを経て、eureka!再始動したことだし一つの節目を記してみるかということで。(ツヅケラレルカジシンアリマセン)
でっ、ブログってまずはタイトルつけるんですね。そんなものがあることすら知らなかった、、、。いきなりつまづくが手元にあったペーパーバック、村上春樹の「風の歌を聴け」を発見。これでいっか〜ちょっとカッコ良すぎて恐縮だけど。
この小説、彼の作品中でも未だ根強いファンが多い傑作であるがボクも多大なる影響を受けた一人なのだ。これまで数えきれないほど読んだし、全文ワードで打ったこともあるし、声を出して朗読したし。英文も2回読んだ。そしてその度に心動かされまた少し寂しい気持ちになる。ここでその魅力を語りだすと永遠続くからこの辺にしつつ、今は彼のノーベル賞受賞を祈ろう。